日本の現在最古の和歌集「万葉集」(奈良時代末期〜平安時代初期に編纂)には、約170種類の万葉植物が詠み込まれています。

緑水苑は、万葉集に歌われた植物の最北限にある植物園です。

緑水苑では、四季を通して約140種類もの万葉植物が観賞できます。おおらかな万葉の歌とともに、いにしえの 文化や心にふれてみませんか。




カタクリ = 堅香子(かたかご)

                    やそ  おとめ 
もののふの 八十少女らが

                   てらゐ    うへ
汲みまがふ 寺井の上の堅香子の花

大伴家持

ヤマブキ = 山振(やまぶき)

やまぶき
山振の 立ちよそひたる 山清水
酌みに行かめど 道の知らなく

高市皇子

カンゾウ = 忘れ草(わすれぐさ)

 
忘れ草 我が紐につく 時となく
思ひわたれば 生けとりともなし

作者未詳

ハス = 蓮(はちす)

かつまた                             はちす 
勝間田の 池はわれ知る 蓮なし

しかい             ひげ
然言ふ君が 髭無き如し

婦人

ハギ = 萩(はぎ)

たかまと   のべ
高圓の野邊の秋萩 いたづらに


咲きか散るらむ 見る人無しに

笠金村歌集

アダタラマユミ = 安太多良眞弓(あだたらまゆみ)

みちのく  あ だ た ら  まゆみ    つら
陸奥の安太多良眞弓 弦着けて
引かばか人の 吾を言なさむ

作者未詳



 芋煮会広場